セーシェル(マヘ島)

レイモン・ピカールの本からpp.50-56を読みました。バルトのjargonは、科学的な装いだけで、正確さを欠く知的ぺてんに過ぎない、と厳しく批判するところです。特にネロンのapnee(アクサンなし)をめぐるrespirerの談義は、来週読むバルトのp.19の注のところにつながります。ピカールの穏当な(?)古典主義(ピカールp.56)とバルトのトートロジー批判(バルトp.20)はまったく交わるところがありません。多性に開いた新批評と一性の規範を守る旧批評との対照が鮮やかですね。次回は、ピカールの残りの部分pp.57-58を読んでから、バルトのpp.17-20を読みます。発表担当の方はよろしく。