四回かけてボードレールの『駄目なガラス屋』を間テクスト的に読みました(ウーセイとの対比・ポウの影響・マラルメヴァレリーへの影響)。続いて、フロベールの『感情教育』のパリを読み出して二回が過ぎました。小倉孝誠さんの本(『感情教育』歴史・パリ・恋愛、みすず書房、2005年)から見事な分析の部分を紹介し、心象風景について考えました。次回は、さらに、続きを読んでいきます。ゾラの『獲物の分け前』冒頭と印象派のバルコニー絵画を、二人の学生に紹介してもらいます。