今日は、ヴァレリー「マネの勝利」を、p.1353のBaudelaireで始まる段落の終わりまで、読みました。ヴァレリーは、ボードレールによるマネ評価を大いに評価しています。実際のところはいくらかニュアンスをつけてみておく必要があるらしいことは、ジャルティ先生の注を読むとわかります。ドラクロワに対するボードレールの熱烈な称賛と比べると、マネへの称賛は少し性質が違うようです。ボードレールはマネに、新しい世代の新しい芸術の誕生を感じて、頑張りたまえ、と、激励したという感じでしょうか。これからますます面白い記述が続きます。では、また来週。