開講しました!

 第一回の今日は、ルソーの略年譜を一通り追ってから、『告白』第二巻のラスト部分、いわゆる「マリオン事件」のくだりを読んでみました。事件の経緯を説明したあと、ルソーによるコメント(言い訳)が記されていますが、複雑にねじれていて、面白いところです。次回は、ルソー一生の絶対の幸福の思い出を語った部分を読む予定です。なお、今期は、文学作品の抜粋とは別に、学問的な文学史の有名な論文としてヤウスの「挑発としての文学史」を少しずつ読んでいく予定です。コピーを配付しました。予習をよろしくお願いいたします。