今日は、ヴァレリードガ ダンス デッサン』の断章「ドガについてのベルト・モリゾの思い出」を読みました。短い断章ですが、様々な参照を含んだ、濃密なテクスト、味わい深いテクストでした。「自然に従った」エチュードを否定するドガの芸術哲学(それはかなりの程度マネのそれとも通じ合うものです)が、後半、自然主義文学者たちへの挑発的な言辞の形でよく表現されていました。詳しくお調べいただいた担当者の方に感謝です。次回は「床と不定形なものについて」を読みます。