今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』第27節「天才は除いて」の第8段落と第9段落を読み、続いて、第28節「作家と人形」の第1段落と第2段落を読みました。ランソンから弟子のリュドレールへと文学史が伝えられる過程で、スルス研究=作品生成論という図式が強まっていく過程が詳細に叙述されていました。また、テーヌ以降、スルスとそれらを統合する知性(想像力も含めた知性)という知性主義がランソンやリュドレールへと継承されている様子も鮮明に浮かび上がってきました。次回、続きを読みます。引用文に目を通しておいてくだされば幸いです。