今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』の第21節「祖国」の内容を読み取りました。科学の普遍性と祖国の特殊性をどう和解させるのか、ランソンの詭弁が丁寧に読み解かれています。文学史がラテン中世のレトリック文化を無視し、十八世紀を贔屓にしたことが、その後の文学教育にどんな影響を及ぼしたか、少々考えさせられました。次回は第22節を読みます。引き続き、引用文の訳のご協力のほどよろしくお願いします。