今日は、ヴァレリーの詩『若きパルク』の第3章の終わり(96行目)まで、読みました。第3章は蛇への呼びかけですが、それは、同時に、パルク自身への呼びかけでもあります。パルクがパルクにぶつける語りです。64行目から76行目までで魂(=精神)の純粋でない部分、情念に誘惑される部分があったことを認めつつ、77行目から96行目までで魂(=精神)の完全な覚醒状態(支配的状態)が矜持と共に語られます。次回は、短い第4章と、「調和ある私」が登場する第5章を読みます。とりあえず132行目まで、予習をどうぞよろしく。