今日は、p.150の下から4行目(第52段落の終わり)まで、読みました。ファラデー、マクスウェル、ケルヴィン卿、と、英国の三人の物理学者の話が続きましたが、ヴァレリーにとってこの三人はレオナルド的想像力の現代的具現者に他なりません。そして特にケルヴィン卿への愛着は、力学的モデル構築への強い意志への賛同のうちによく感じられます。これはヴァレリー自身にとっての方法のモデルでもあるようです。さて、次回は最終回。ラストまで読み終える予定です。ひきつづき予習をよろしく。