今日は、ランボーの『地獄の一季節』から、詩人物語「言葉の錬金術」を読みました。これは、詩人が自分の詩を引用しながら自分の詩学(あるいは詩の実存的な修行)について語る、メタポエムです。想像界で上昇と下降を繰り返す、その振幅の激しさが、ランボーの魅力です。想像力の回転があまりに早いので、読む側は振り落とされないように、しっかりテクストにつかまっていなければなりませんが、このスピード感は、他ではなかなか味わえません! 次回は、プルーストを読む予定です。