今日は、マラルメの若い頃のメタポエム(詩人についての詩)を四つ、読みました。「陽春」「鐘突き男」「海の微風」「青空」です。理想の詩を書けない詩人が書けないことをテーマに詩を書いてしまうというところが面白いですね。友人カザリス宛の手紙にある「ものを描くのではなく、ものが生み出す効果を描くこと」は象徴主義詩学の宣言です。19世紀後半、散文も韻文も、ひとつ次元が上がる感じがします。次回はランボーの話をします。今日欠席された方、私の研究室の入り口ポストにプリントを置いておきます。では、また来週。