今日は、マルセル・シュオブの短篇小説「オジーグの死」を最後まで、読みました。命が生きる世界へのピチエ(憐憫の情)という言葉が本文に何度か出現しましたが、自らの死によって世界を救うオジーグはキリストに似た存在のように思われます。わずか6頁半の短篇でしたが、力強いファンタジーでしたね。さて、これで講読の授業自体は本日で終了です。来週は筆記試験を行います。これまで読んだテクストから、日本語訳や、空欄埋めの語句問題などを出す予定です。しっかり復習をして臨んでください。皆さんの健闘を願っています!