開講しました!

 ポール・ヴァレリーのデビュー評論『レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説』(1895年)を読んでいく授業です。今日は、テクストコピーを配付しました。今回、テクストとして、1957年のプレイヤード版ではなく、この2016年春に出版されたばかりのリーヴル・ド・ポッシュ版『ヴァレリー作品集』(全3巻)第1巻所収のものを使います。クロノロジーに沿って編まれているこの新版には、主なテクストの初めに、編者のミシェル・ジャルティ(パリ第四大学教授)による実に行き届いた解説が記されています。1895年のテクストを読む前に、まずこの解説を解説していきます。今日はさっそくp.110の3行目まで、読みました。来週は続きを読みます。114頁の4行目まで、予習をよろしくお願いします。