今日は、第14詩節の終わり(140行目)まで、読みました。第13詩節から第27詩節までは、人類最初の女性であるイヴを襲った蛇(=悪魔)の回想部分です。123行目のespritsは掛詞になっていて、精霊たちという意味と息吹という語源的意味が重ねられています。註にある通りプレシオジテの文体です。また、132行目の完全ヒアートゥスは、秩序に対する挑発の意味を、また、140行目のボシュエの有名な一句のもじりは神聖なるものに対する冒涜の意味を持つでしょう。137行目のpの畳韻は蛇の揶揄的な口調をよく表しています。破格に過剰なまでのアリテラシオン、ダジャレにパロディーと、じつにヴァラエティーに富んだ文体は、全体としてユーモラスかつイロニックです。では、また来週。第19詩節の終わりくらいまで、予習をよろしく。