今日は、復習と今後の予習の見通しを兼ねて、「句切り」の置かれる場所について、確認と練習をしてみました。地道な基礎作業ですが、詩句の物質性がよく感じ取られるので、詩をしっかり読むためにもよい訓練になります。第一詩節では8音節詩句の中で4/4の句切りが8行連続し、最後の2行で5/3、3/5となり、リズムに変化が出ます。こうしたリズムの変化はやはり何らかの必然性があるようです。ここではたとえばおどけた調子の前景化が変化と結びつくかもしれません。第二詩節は2/3/3、2/2/4、3/5、2/3/3、3/3/2、3/5、3/5、4/4、4/4、2/6というように句切りの位置がめまぐるしく変化します。こうした複雑なリズム変化が、蛇の動きの表象になっているようです。そのあと、第三詩節を読みました。次回は5詩節分(80行目まで)読む予定です。予習をどうぞよろしく。