今日は、p.84の下から9行目まで、読みました。「解説」の途中で終わってしまいましたが、「蛇の素描」という詩のテクストが引き起こしている問題性(プロブレマチック)がおおよそどのようなものか、古典的な議論の枠組みのようなものは感じ取れたと思います。意味の形而上学的解釈のひとつとして、この詩は「グノーシス主義の教義の見事な要約である」(ジャック・ド・ブルボン=ビュッセ)という言い方もできるようですが、とりあえずは、この詩の表現の技巧的側面に注意しながら、ゆっくりと読み進めていきましょう。最初の4詩節ほど、予習をよろしく。