今日は、プレイヤード版p.1186の上から6行目まで、読みました。「装飾」をめぐる総論部分がひとまず終わり、続いて、各論的なかたちで、絵画、建築が論じられます。ヴァレリーの芸術論には、力学的な比喩が効いています。今日読んだところでは、作り手における抽象と受け手における帰納の両方で、「エネルジック」という形容詞が使われていた点に注目しましょう。年明けの三回の授業で残りをひと通り読み終えたいと思っています。冬休み中の予習をどうぞよろしく。それではみなさん、よい年末年始をお過ごしください。