今日は、「ポエジー」に入る予定でしたが、前回のモネスティエさんによる設問3に出てきた「アルフレッド・ドロアン」の言葉が気になり、たまたま、このドロアンなる人物による書物『ポール・ヴァレリー氏とフランス詩の伝統』が私の本棚から出てきましたので、「蜜蜂」に関係する部分(42頁から47頁まで)を、ざっと読んでみました。口調はたしかに「中傷家」のそれかもしれませんが、なかなか面白い文章を書く人で、ヴァレリー詩に関する見解はかなり参考になることに気づきました。これは文化史的な研究の興味深い文献のひとつになりそうです。というわけで、先週、今週と、ひとつの詩の周囲をめぐる批評的な散歩をゆっくり試みました。次回こそは、「ポエジー」を読みます。