今日は、先週の続きで、「蜜蜂」をめぐる批評的言説に付き合ってみました。解説やコメントを考える場合、「設問」がいくつか用意されている点がクラシック・ラルース版のいいところです。前半の女性韻と後半の男性韻の対立の意味とか、この詩のプレシオジテの質や象徴の技法とか、あれこれ考えるための着眼点が提供されていて、これは大いに役立ちます。問いに対する解答として、ワルゼールのコメントを一例として紹介しました。「蜜蜂」は詩人についての詩という側面をもった「メタポエム」と言ってよさそうです。来週は、次の詩「ポエジー」を読みます。これも「メタポエム」です。予習をよろしく。