今日は、「ヴァルヴァン」を、読みました。マラルメと関連する語彙が散りばめられ、まさにマラルメへの心からのオマージュに満ちた美しい佳品です。フォンテーヌブローの森の風、セーヌ川の水面に映る緑、そして光輝く夏空の青。川面を静かに進む小舟にのった人は自然に浸る一方で、次なる作品の構想を練っているようです(なんらかの書物の、ある散乱したページの影が、揺れている!)。次回は「夏」を読みます。梅雨ですが、今日の仙台は気持ちのよい晴天でした。晴れた夏の日にふさわしい詩篇が、「Vue」「ヴァルヴァン」そして「夏」と続きます。
 さて、今日は、レポート課題について、アナウンスしました。内容は以下の通りです。今から準備を進め、納得のいくレポートを書いてくださいますように。
 課題 : フランス語の詩一篇について、原文と自訳を掲げたのち、解説せよ。
 分量 : 原文と自訳を除いて、解説全体で2000字程度とする。多少の増減は許容とする。
 期限 : 2012年8月3日(金)17時(締切厳守)。今井研究室入口レターボックスまで。