今日は、「レオナルドと哲学者たち」p.1249の上から15行目まで、読みました。粗雑な偶像から美しい偶像へと大きく変革した古代彫刻史の例を引きつつ、ヴァレリーは、伝統的な哲学が「粗雑」であり、新たな哲学は、態度を改めて、美しい言語芸術へと変革しなければならない、と考えます。これから、ヴァレリーによって、可能な哲学の輪郭が描かれます。なお、p.1248の真ん中のtres anciens?で終わる段落の、このラストのクエスチョンマークは、全体が祈願文ですので、不要です。オリジナル(フェレーロの本)の該当箇所(40頁)では、ちゃんとピリオドで終わっています。プレイヤード版にはこうしたポンクチュアシオン(句読点)の不備が時折(もちろん稀ですが)見つかるのが気になります。それでは、また来週。