今日は、ヴァレリーの1935年の講演「芸術についての考察」の質疑応答部分の読みを少しだけ進め、p.79の真ん中くらいまで、読みました。今日は、とにかく、ひとつひとつの単語にじっくりと時間をかけて、プチロベール辞典をプロジェクターに映し出して用例を確認しながら、テクストのこまかなニュアンスを理解するように努めました。やはり、仏仏辞書を引くと、言葉の有機的な広がりが体感できます。すぐに仏和辞典を引いてしまうと、なかなかフランス語としてアタマに残らないような感じがします。大学院学生の皆さんには、最低限、プチロベールの1(フランス版「広辞苑」のようなもの)とプチロベールの2(固有名詞事典=ミニ百科事典)を座右に置いて、フランス語でフランス語を調べる習慣を身につけていただきたいと思います。では、また来週。