最終回

セーシェル(マヘ島)

 まず、先週やった期末テストの答案コピーを返却し、解説しました。次に、大学が行う授業評価アンケートに答えていただいた後、ついでに、4月12日にミニットペーパーに書いてもらった「動機と抱負」を返却して、その余白に、本日7月19日の達成状況や反省事項、今後の抱負を書いてもらいました。3ヶ月間一緒に声を出してきて、それなりの効果が出ているように思われます。今後も、動機を明確にして、辞書があればだいたいフランス語は読めるというレベルまで、フランス語の力を磨いてほしいと思います。残り時間は、教科書の第9課、フランスサッカーの、いや、世界サッカーの英雄ジダンの話を読みました。ちょうど去年の今頃、ワールドカップ決勝のタイム中、頭突きで退場、そして引退したジダンですが、フランスでは、やはり、非常に高い人気を保っているという内容でした。マルセイユアルジェリア移民の子として生まれたジダンは、サッカー界の英雄であるばかりでなく、移民社会フランスの英雄でもあるわけです。マルセイユの海に面したビルの壁一面に描かれているという彼の肖像画、一度見てみたいものです。
 というわけで、この授業は今日で終了です。後期も、同じ教科書の続きを読みます。成績評価の仕方も前期と同様です。毎回の予習・出席(大きな声を出して読む)、中間テストと期末テスト(毎回実力問題あり)、合計百点です。前期よりも実力をつけるように、この夏休み、それぞれのペースで、基礎学力の充実に努めていただきたいと思います。その際、ウェブの「クリック・ル・フランセ」を最大限に活用してください。やっぱり、基礎文法がしっかりしていること、構文把握がしっかりしていること、これが何より大事です。それでは、また、10月4日(木)2コマ目、A104教室でお会いしましょう。