最終回の今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』の第26節の内容を読み取りました。ランソンは他の多くの批評家と同様に、テーヌを批判しつつも、本質的な部分では、テーヌの概念を用いているという話でした。一年にわたって読んできた第1部「ギュスターヴ・ランソン、人と作品」は結局、あと少し残してしまいましたが、4月からの講義でまとめて解説をする予定です。来年度前期は、第2部「それにしても文学とはいったい何か」の内容を読み取る計画です。ご関心がある方は引き続き、ご参加くだされば幸いです。それでは、皆さん、よい春休みをお過ごしください。