今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』の第23節「個人崇拝」の内容を読み取りました。リュドレールにせよ、モルネにせよ、師ランソンの「方法」の肝心な前提部分をないがしろにしてしまったところに不幸があるとのことでした。最後の部分、ランソンと弟子たちの決定的な違いが、レトリックの素養の有無であるという指摘は興味深いものがありました。次回1月11日は第24節と第25節の内容を解説する予定です。それでは、皆さん、どうぞよい年末年始をお過ごしください。