今日は、ヴァレリー『若きパルク』の後半部に入り、325行目から334行目まで、読みました。299行目から347行目までの部分については、高橋俊幸氏の論文「〈若きパルク〉新訳・註解の試みのためのメモ」(『芸文研究』第88号、2005年)にじつに明快な解説があるので、それを参照させていただきました。主要先行訳や先行研究と対比しながら説得的な解釈を提示する仕方は、詩の読解を論文にする際のひとつの模範例となるでしょう。次回は11月8日です。引き続き、予習をどうぞよろしく。