開講しました!

 今日は、後期初回。コンパニョン『文学の第三共和政』の第14節「人はいかにして偉大なフランス人作家になるか」について、本文の内容を読み取りました。夏休み中に14〜22節まで翻訳作業を進めたので、それに基づき、議論を整理することができました(23節からはまた前期のような要約メモ的解説に戻る可能性が高い点、あらかじめご了承ください)。文学の不滅はなく、時代や社会によって評価は変化するというのがランソンの考えです。彼の文学研究の方法自体がレトリック&印象主義から歴史主義(ランソン主義)へと大きく変化しました。ヴォルテールとボシュエへの交代的評価(株価のようなもの)の変動線のなかに次回はマントノン夫人株の急騰劇が描かれます。引用の訳を割り振りました。今期もご協力、よろしくお願いいたします。