今日は、p.149の二番目の引用の終わりまで、読みました。空間に飛び交う線を見て取るレオナルド的想像力が数世紀の時を経て空間に力線の飛び交うさまを見て取るファラデー的想像力となって蘇る姿に感動するヴァレリーについて話しました。おまけとして、マクスウェルの引用を英語原文から素直に仏訳したヴァレリーが脚注で仏訳版の書誌情報を上げている事実には、面倒な行き違いの可能性が孕まれているということについても話しました(苦笑を禁じ得ない研究こぼれ話でした)。