今日は、フロランス・ド・リュシーさんの研究書から「アポロンの巫女」関連箇所の読みを、ひととおり最後まで、紹介、解説しました。第一次世界大戦の末期に書かれたこの詩には、フランス人としての詩人ヴァレリーの気魄が込められていることが、リュシーさんの文章から伝わってきます。さて、これで前期のこの授業は終了です。レポート課題は「フランス詩一篇について、原文と自訳を掲げたのち、2000字程度で解説しなさい」です。締め切りは8月5日(火曜日)17時、提出先は今井研究室入口ポストです。力作を待っています。それでは、皆さん、どうぞ、よい夏休みをお過ごしください。