今日は、「アポロンの巫女」の第二詩節と第三詩節を、読みました。第二詩節では、猛り狂う馬を思わせる狂乱の巫女のイメージが、揺れ動き巨大化する黒い影(泳ぐ幽霊/トランス)のイメージによって強化されます。三脚台の舞台上から巫女の吐き出す長いモノローグが25行目から始まります(これは210行目まで続きます)。ラテン語の語源的意味を重ねた古語用法に、激しいイメージが重ねられています。来週、来来週は祝日・休日のため、次回は5月13日となります。なお、来週5月1日(木曜日)16時20分から18時、文学部大会議室でのマルクス先生による「アポロンの巫女」読解セミナーには、みなさん、必ずご出席くださいますよう、よろしくお願いいたします。