今日は、まず、5月1日(木)16時20分〜18時、東北大学文学部2階大会議室で開催予定のウィリアム・マルクス先生(パリ第10大学教授)によるフランス文学特別セミナー「ポール・ヴァレリーアポロンの巫女》を読む」について、ご案内しました。ついでに、マルクス先生からいただいた配付資料を、「予習」を兼ねて、ざっと読んでみました。ユゴーとの間テクスト性についての考察、草稿には存在する第24詩節についての生成論的考察、そして、1916年のブルトン宛の手紙に見られる、青年時代に精神病院で見た女性の話など、興味深い観点が並んでいました。どのような展開か、今から楽しみです。残り時間は、さっそく第1詩節を読みました。詩はいきなり、狂乱状態の巫女の凄絶な描写から始まっています。ホラー映画のようですが、さて、この先どうなるのでしょう。では、また来週。