開講しました!

 今日は、ヴァレリーの詩集『魅惑』から、ソネット「蜜蜂」を読みました。死に似た愛のまどろみからの解放を願い、目覚めの一針を期待する女の話です。マニエリスムプレシオジテの詩と言われればそれまでかもしれませんが、軽快さのなかに、ヴァレリーらしい、精神と肉体の交感、知性と官能の往来が書き込まれていて、休み明けに読む詩としては、ちょうどよいかもしれません。次回は、もう少し説明をしてから、次の詩「ポエジー」に入ります。予習をよろしく。私の研究室入口にコピーを入れておきましたので、次から出る方はお取りください。では、また来週。